なぜ新大久保は韓国化した?

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なぜ新大久保が日本一の韓国の街・コリアンタウンになったのか?

第三次韓流ブーム真っ只中の今、日本最大級のコリアンタウンである新大久保はものすごい活気を見せています。

少し前までは「新大久保が原宿の竹下通り化した」というように言われていましたが、
もはや今となっては、女子中高生が行く場所といえば

新大久保>原宿

という状況で、
原宿も流行に遅れまいと、韓国コスメ・グルメを売るお店が立ち並び、
韓流アイドルとのコラボ商品販売、K-POPのBGMを街中に流すなど、
「竹下通りが新大久保化している」といっても過言ではないと思われます。

私はK-POPをはじめとした韓国カルチャーが好きで、
3ヶ月に1回の頻度で韓国へ行っている(コロナ禍になってから1年半行けていません、次はいつ行けるのか…泣)のですが、
本当は1ヶ月に1回のペースで行きたいところを、新大久保に行って韓国に行きたい欲を抑えている感覚です。

なんちゃって韓国みたいな感じですね。

さて、コリアンタウンとして若者の流行の最先端を行く新大久保ですが、
なぜ新大久保がコリアンタウンとしてこんなにも発達したのでしょうか?
もちろん初めから新大久保をコリアンタウンにするという計画があったわけではないと思います。

この記事では新大久保がコリアンタウンとして成長した理由、
そして、韓国のイメージが強い新大久保ですが、
実は他のアジア諸国も新大久保に集中しているという話をしていきます!

新大久保がコリアンタウンとして成長した理由

1、ロッテの工場が近くにでき、関係者が多く訪問していた

 始まりは、1950年に在日韓国人の重光武雄が創業したロッテの創業工場が新宿に出来た事がきっかけだと言われています。
雇用が生まれたことにより、多くの韓国人が新大久保周辺に居住するようになりました。(諸説あり)

2、バブル全盛期、日本に出稼ぎにきた韓国人が暮らす場所だった

 1980年代のバブル全盛期には、隣町の歌舞伎町で働く為に、韓国人・中国人を始めとした多くの外国人が、新大久保周辺に住むようになりました。
それと同時に、彼らが利用する為の食堂や食材屋などのお店がならぶようになり、連鎖的に韓国人の人口が増加していきました。

3、第一次韓国ブームで新大久保に多くの人が観光地として訪れるようになった

 2000年頃すでにコリアンタウンとして確立されつつあった新大久保ですが、日本人が観光地として訪れるような場所ではなく、比較的ローカルな場所でした。そんな新大久保に多くの日本人が訪れるようになった引き金は、2002年に開催された日韓共催ワールドカップです。
当時は新大久保でパブリックビューイングが開催されるなど、それまで韓国に対して無関心だった日本人が徐々に注目するようになり、新大久保を訪れるようになったと言われています。翌年の2003年には韓国ドラマ「冬のソナタ」が全国的に大ヒットし、いよいよ韓国ブームに火がつきました。

 そうして、第二次韓国ブームの2010年頃、第三次韓国ブームの今現在と、韓国ブームが訪れるにつれて、多くの人々が韓国カルチャーに触れようと新大久保へ足を運び、新大久保は巨大なコリアンタウンとして成長していったのです。

新大久保は韓国だけではない

1、東日本大震災後をきっかけに様々な国の留学生が訪日

 多くの韓国人が居住する新大久保ですが、実は2011年の東日本大震災をきっかけに、韓国人・中国人留学生が一斉に帰国してしまった時期がありました。

 当時から新大久保周辺には多くの日本語学校があったのですが、学生の数が急激に減少してしまい、この現状に危機感を感じた学校側は、ネパールやベトナムを中心とした東南アジアからの留学生を積極的に呼び込むようになりました。
丁度2008年に「留学生30万人計画」による外国人ビザ緩和政策が行われており、それまで訪日が困難だった国からも沢山の留学生を迎えることが可能になったのです。

2、多国籍化が進む新大久保

 現在、様々な国籍の外国人留学生が混在する新大久保は、今社会問題になりつつある移民受け入れ政策の最前線であると言えると個人的に思います。

移民受け入れ問題で、日本へ出稼ぎにやってきた留学生が不当な雇用により、気づかぬうちに不利益を被っているなどの悲しい現状をよく耳にします。

しかし、新大久保では留学生をサポートする会社が点在し、レストランやお店で働く従業員の国籍も多岐に渡ります。留学生にとって新大久保は、孤立感を感じることもなくとても暮らしやすい街でしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ロッテの工場が誕生していなかったら、今の新大久保は無かったかもしれないと…
明日パイの実でも買いますか!

確かに、新大久保駅を出て右側は韓国系のお店で溢れかえっていますが、左側へ行けばベトナム料理やインド料理、中華系などの様々な国のお店が並んでいますよね。

新大久保のグローバル化はどこまで進むのでしょう…
今はまだアジア中心ですが、いつの間にか世界中の料理が楽しめる街になっていたりして…

参考にしたサイト
https://diamond.jp/articles/-/231923?page=5
https://kigyosapri.com/visa/note/9740/

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